■表参道の路地裏に面したデザイン事務所の顔となるコーヒースタンド
グラフィックデザインやCMを手掛けるクリエイティブデザイン事務所「パイクデザインオフィス」のアートディレクター、白承坤氏がオーナーを務めており、事務所に併設されるかたちでオープンしました。
自家焙煎の豆を楽しむことができ、焙煎機はヨーロッパから取り寄せたGIESEN社製です。
店名の「CHOP」には二つの意味があり、一つは豆を「刻む」こと。
もう一つはイギリス英語の「ハンコ(アイデンティティー)」であり、「飲食とデザイン」をテーマに掲げています。
デザインは、既存のコンクリート打ち放しの空間を生かしながら、杉無垢材組みの化粧柱と梁で温かみを演出しました。
オリジナルで制作したスライド式の客席は、外壁にも設置しており、一風変わった仕掛けが道行く人々のアイキャッチとなっています。
店内には、パイクデザインがセレクトしたアートブックやデザイン書籍、オリジナルグッズが配されています。
木柱のコートフックを引き抜くと「ハンコ(CHOP)」になっているなど、デザイン会社が運営するコーヒースタンドならではの遊び心が、随所に散りばめられられています。
(ディレクション/パイクデザインオフィス)